PMDDに悩んだ私が母になるまで
~婦人科受診から長男妊娠までの記録~
PMDDとの長い付き合い
私が婦人科を受診したきっかけは、不妊治療ではありませんでした。
当時の悩みは「PMDD(生理前不快気分障害)」。
生理が来る2週間ほど前から、
• 理由もなく気分が沈む
• イライラしてしまう
• 人の何気ない言葉に深く傷つく
• 涙もろくなる
そんな精神的な不調が毎月のようにやってきました。学生の頃からずっと続いていた症状でしたが、その頃はPMDDという言葉すら知らず、「自分の気持ちが弱いからだ」「もっと強くならなきゃ」と、自分を責めてばかりいました。
大人になり、ネットや本、テレビで「PMDD」という言葉を知ったとき、自分の症状にあまりにも当てはまりすぎて驚いたのを覚えています。
何か対策はないのか――
その思いで、初めて婦人科の扉を叩きました。
結婚、引っ越し、そして妊活という選択
2020年に結婚し、私は地元を離れて主人の出身県へ引っ越しました。
婦人科を受診したのは、その1年後の2021年。
もともと生理不順だったこともあり、先生からはこう言われました。
「本来ならピルで周期を整えるのが一般的だけど、子どもは希望している?」
私も主人も、将来的には子どもが欲しいと考えていました。
すると先生は、
「妊活をするならピルは使えない。でも、出産をきっかけに体質が変わり、PMDDが軽くなる人もいる。子どもを考えているなら、妊活を始めてみてもいいかもしれないね」
と提案してくれました。
“出産で体質が変わる”
半信半疑でしたが、ちょうど夫婦で子どもについて話し始めていたタイミング。
私たちは妊活を始めることにしました。
タイミング療法2回目での奇跡
婦人科へ通い検査を進めると、
「排卵はしているけれど、良い卵があまり排卵されていない」
と言われました。
そこで始めたのが、
• 排卵近くでのタイミング療法
• 排卵誘発の注射(おしりに打つ注射でした)「授かるまで時間がかかるかもしれないね。気長にいこう」
そう夫婦で話していた矢先――
なんとタイミング療法2回目で妊娠が判明。
夏バテだと思っていた吐き気は、まさかのつわりでした。
検査薬を見たときのあの衝撃と嬉しさは、今でもはっきり覚えています。
つわりの日々と、少しずつ芽生える実感
妊娠が分かってからは、安定期に入るまで続くつわりとの戦いでした。
毎日が長く感じるほどしんどかったけれど、
「お腹に命がいる」という実感が、少しずつ心を強くしてくれました。
つわりが落ち着き始めてからは、大きくなるお腹を愛おしく思いながら、穏やかな妊婦生活を過ごすことができました。
PMDDに悩み、自分を責め続けてきた私が、母になる準備をしている。
それは不思議で、でも確かな変化でした。
おわりに
婦人科を受診したきっかけは、妊娠ではなくPMDDでした。
でも、その一歩が私を別の人生へと導いてくれました。
あのとき勇気を出して相談しなければ、今の私はいなかったかもしれません。
次回は、長男の出産レポを綴ります。
あくまで私個人の体験談や感じた内容ですが、同じようにPMDDに悩んでいる方や、妊活を考えている方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。

